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包装資材の今後の価格動向2

1、今後の包装資材の価格動向について


さて、5月に書いた「包装資材の今後の価格動向」の通り、初夏から最近にかけて様々なメーカーが値上げを表明しています。



値上げにいたった経緯説明については物流コスト、メーカー内部の労務費の上昇、設備メンテナンスのコスト上昇、原料高騰、原油高騰等々と、各社似たような内容です。


秋頃から予告に基づいた値上げが実施されることは間違いないでしょう。



2、円安解消の影響


様々な物の価格が高騰している要因の一つには間違いなく円安が挙げられます。

メーカーの輸入原材料の仕入価格の高騰といった直接的な影響の他、電力会社の燃料輸入価格の高騰に起因した光熱費の上昇といった間接的な影響ももたらしています。


2023年1月は1ドル130円程度だったのが、2024年1月には1ドル140円程度になり、さらに2024年7月には1ドル161円を超える水準にまで達したことは記憶に新しいです。


それが現在では145円前後に落ち着いており、メーカーの円安によるコスト増が改善されれば、包装資材の高騰は今後やや収まることが期待できそうです。



3、「激変緩和措置」による光熱費支援終了の影響


光熱費の高騰に対する政府の対策の終わりが迫りつつあります。

政府は2024年5月まで「激変緩和措置」として家庭・企業の電気・ガス価格を値引きする支援を行っていました。

一度中断され、2024年8月から10月までという期限付きで同様の支援は再開されていますが、それ以降の支援は今のところ予定されていません。



公的支援がなくなった11月からメーカーの光熱費負担が大きくなると、さらなる値上げに繋がりかねないため、心配です。



4、その他


2024年10月からの最低賃金のアップ額が全国平均で50円になる等、メーカーの労務コストは中期的にも引き続き上昇傾向となりそうです。



またいわゆる「2024年問題」と呼ばれる法改正に伴う、運送会社のドライバー不足による物流コストの上昇も、メーカーを悩ませています。




以上の通り、円安の落ち着きという好材料はあるものの、その他の懸念材料は山積みであり、包装資材の値上げが続く可能性はあります。


値上げの影響は避けられないため、我々中小零細企業が利益を確保するためには、今まで以上に効率的に業務に取り組む必要があると言えます。


弊社は作業性に優れた包装の提案や、様々な包装資材・消耗資材の発注一本化による業務効率の提案等、様々な形で皆さんのお力になることができます。


是非一度ご相談下さい。

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