
食品の包装・容器は食文化に大きな影響を与えてきました。
食品を包むということ、それは人が食べ物を持ち運んだり、害虫害獣から守ったりする必要性から生まれました。最初は竹の皮などで包んでいたものが、可搬性、気密性などの機能が洗練されてくると、やがてそれが、食品の保存、加工になくてはならないものとなり、食文化を成熟させていきました。
さらに食に対する意識の高まりは、食品パッケージに美味しさを演出する役割も与えるようになり趣や風情にも気を使うようになりました。
このように、食品パッケージは豊かな食文化を産み出す基盤として、私たちの食文化に大きな影響を与えてきました。
急速に進化する食品パッケージの役割と機能。
包装・容器に求められる役割や機能は高度成長の時代から今日に至るまでに劇的に変わりました。
- 真空パック、冷凍食品、レトルト食品、フリーズドライ etc.
食品加工の技術は多種多様に。 - 冷凍・冷蔵・チルド輸送 etc.
鮮度を保つ輸送技術の一般化。 - 表示に対する消費者の意識… 産地、原材料、食品添加物、アレルギー物質、栄養価など消費者が積極的に食品パッケージを活用。
- 商品を引き立たせるデザイン
- リサイクル可能な、環境に配慮した食品パッケージ…社会的な姿勢も問われる時代。
パッケージのスペシャリストによるトータルパッケージングシステム
私たちは、この変革のはじめの頃に産声を上げ、食品パッケージのスペシャリストの目でこの変化をつぶさに見てきました。
食品パッケージの機能性、合理性、デザイン性について、生産者の立場、消費者の立場の両方からアプローチし、商品企画の段階から、製造、販売、消費、リサイクルまで考慮した食品パッケージにまつわるあらゆるソリューションをトータルパッケージングシステムとして提供し、よりよい社会の創造に役立ちたいと考えています。